<薔薇色のゴリラ>のあだなをつけて
ブラッサンスを褒め讃えたのは塚本邦雄。
シャンソン偏愛の塚本がおそらく最も嫌いなタイプが
ゲンズブールにちがいない。
『ゲンズブールと女たち』は監督が漫画家。
映画の導入からシャレた漫画でひっぱりこむ。
韓国映画もええけど、久々にフランスもんは
ウィットあふるる毒のシビレが快感。
ダミア・ピアフ・グレコ・バルバラ・ムスタキのLPが
青春の想い出のままに
部屋の隅で傷みかけている。
聴くすべもない。どう処分しようか迷ってる。
世沙弥で頻繁にかけるのは、
ブリジッド・フォンテーヌとゲンズブールのふたりだけ。
ちょっとレオ・フェレあたりが聴きたくなった。