ホームレスがきっかけで塚本を読み返す

・・・・・私はありとある祭を、勝利を、劇を創った。
新しい花を、新しい星を、新しい肉を、新しい
言葉を発明しようと努めた・・・・・・・・・・・・・・
ラムボオ

『水葬物語』の目次の前に、著者塚本邦雄は
ラムボオの若々しい詩編を書き記した。
貴重な復刻版は開かずに大事に本棚にしまって
おいたが、ふと読みたくなった。

・水葬に物語などあるならばわれの最期は水葬でよし
・リサイクル文庫にひつそりと黄ばみたる「清唱千首」恋の部を読む

『ホームレス歌人のいた冬』
公田耕一については<短歌評論賞>でも詳細に
紹介されていたのでおおよその展開が読める気でいた。
しかし、これは短歌からのアプローチより、
ホームレスの社会現象の分析が推理小説のように
おもろい。
脇役に登場するいろんなホームレス人種がこっちと年齢が
近いせいもある。

昔、菅さんと政治活動をともにした人物がホームレスで
登場するが、つい昨日ネット上で首相茶番劇に関する
コメントしてた。
この本がきっかけで、この人物も大きく旋回するんでしょうね。
いろんなドラマがうねってる。