世沙弥の玄関前に突然、外人の女の子があらわれた。
手にカメラ、汗をふきふき、
「建築の勉強してまぁす、中をみせてくださぁい」
なんやねん、急に。
でも、見るからに真面目そう。
オランダですでに建築の仕事をしていて、
坂本昭の建築に魅力を感じ、
とにもかくにも日本にいかねば
という想いでやってきた。
情熱あふるる若者は1時間以上、世沙弥のスペースを
チェックしてカメラにおさめていた。
世界的な建築雑誌で紹介されてる
坂本昭先生の偉大さを再認識。
こちらとしてもうれしい。
ちなみに、オランダはネーデルランドというんですね。
空海は密教を日本にもちかえる、という目的が
明確にあり、はるけし唐に渡った。
<目的をもつ>若者は美しい。