杉本博司の文楽、是非大阪で。

文楽劇場『絵本太功記』。
ラストはひきこまれておもろかった。
期待をしてへんだけに、興奮した。

義太夫がふつうにそこらへんの男の趣味のトップやった
というのは落語『寝床』をきいてもわかる。
還暦世代がビートルズで、おやじバンドも当たり前、
日本全国カラオケ列島の時代に、文楽ってなに?

個人的には、<素浄瑠璃と落語>の会は時々。
世沙弥には、文楽人形の<かしら>をスピーカーの上に
置いてます。骨董市で安うにみつけたもんです。
せやけど、古典芸能に限定した優先順位でゆうと最下位。

ライブやのに、スターを育ててへん。
義太夫、三味線、人形遣い。この三すくみで遠慮しすぎ。
公演パンフレットをみても、演目だけですよ。
歌舞伎、能、狂言、落語、舞踊。演る人わからんで、
劇場まで足はこびますか。おかしないですか。
人間国宝にまつりあげといて、娯楽を期待する客はほったらかし。

杉本博司さんが文楽の演出される、うれしい情報もあります。
神奈川なんで、是非大阪でやってほしい。

こんな異なったジャンルと遊ぶ企画もなんぼでも
できそう。そういえば、志の輔の落語会でおおがかりな
文楽の人形遣いにも挑戦してた、
シモンやジュサブロー、人形の世界も変幻自在。

文楽はつっこまれてオイシイ要素いっぱいあるから、
もっとスキみせて、はいってきやすいようにしましょうよ。
久しぶりに、文楽みさせてもろて、
ちょっと応援したくなりました。