・お先にの裏方の背や晩夏光 : 鯛蔵

・ワインボトルの薄き汚れや秋暑し : 一計

立秋すぎての猛烈な残暑のなかでの食句塾
席題 : 瓶・裏・帽子

・夏草や後ろの正面草間弥生 : 菜摘
野外の原色オブジェを連想してもええけど、
どんぐり眼の草間弥生本人が立ってる方がぎょっとする。

・かき氷果てて七回裏続く : 主水
阪神ファンは7回裏が永遠に続いてほしいもんで、
もうええかげんに終わったらええ、みたいなニュアンスが
あるこの俳句はあかん、という野球ファンの批評あり。

・息吸うと腹がへっこむ裏六甲 : 磯菜
おもろい。
腹式呼吸でない人からは、「おなか出るんちゃいますか?」

・お先にの裏方の背や晩夏光 : 鯛蔵
むかし撮影所にいたころ、<さきにぃ>という渾名の
ベテランスタッフがおられました。
いつもちょい猫背で「おさきにぃ」。かっこよかった。

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食句塾 次回予定
日時 : 2011年9月14日(水)
午後6:30~9:30

場所 : 難波オーキャット

兼題 : 辛い(味のからいに限定)
白 (ホワイトもOK)