この夏、出会ったおもろい蝉俳句

あんなにうるさかった蝉の声が消えてしもてる。
ミンミンゼミもヒグラシもわかれへんけど、
ちゃんとええ相手みつかったんかなぁ。
きっとさみしいぃに夏終わってしもた
ドジな奴もおんねんやろなぁ。

ハツカ鼠は2年、インド象は70年。
寿命はこんな違うのに、一生に心臓が打つ回数は
どちらも同じ十五億回。
蝉もおんなじやろか。

・握りつぶすならその蝉殻を下さい  : 大木あまり
・よし分った君はつくつく法師である : 池田澄子

この夏、こんなおもろい俳句と出合えたんも
うるさい蝉のおかげ。