麗子展をやっている。
正確には『生誕120周年記念 岸田劉生展』。
大阪市立美術館が”今世紀最大”とアピール。
まだ90年あるやんか、とつっこませるコピーが
大阪的。
しかし、正真正銘、麗子がいっぱい。
去年、<麗子登場>の兵庫県立。
小磯良平美術館<劉生の軌跡>の2つあわせたって、
今回の方が100倍スゴイ。
・麗子の娘麗子に似たる不思議なけれどむかい合うふたり虫食う
麗子のアルカイックスマイル。
あの唇なしに麗子の魅力は語れない。
劉生には縄文的エナジーがある。
自画像もいくらみても飽きるどころか
麗子以上に魅かれる。
レンブラントも自画像への執念とその年齢をたどる興味は
つきない。劉生にも晩年にいたるまで自画像があるはずでは?
デッサンがみたい。