<かぶら寿し>はまさに冬だけの贅沢

<かぶら寿し>を富山から頂戴した。

蕪と鰤。
日本海の怒涛の男の味、ぶり。
大地の包容の女の味、かぶら。

まさにこの季節を味わう醍醐味。
ふなずし、となると、もちろん酒のあてに大好物やけど
なんせ、ちょっと構えます。
かぶら寿しは、漬けもん感覚でそのええかっこしぃを
くずしてかかって、なおかつ日本海の雅さをただよわせてる
とこが、人間として上等やないですか。

今回のはとくにうまい。
作り手をみると、富山では大手の『五万石』でした。
小さなメーカーやとおもて、ブログで紹介したろ、と
期待しましたが、こんだけ大手だとかえってしらけました。
ただ、富山のかぶら寿しは、メーカー規模の大小にかかわらず
すべておいしい、ということを再認識しました。

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【タイム食首】
殺めたる麒麟を食はずましてわが滅びのしるしたる羊をや
: 小野茂樹