本を読んでるときにサワリのない音楽に
モンポウ「沈黙の音楽」。
最近は
タリス・スコラーズの「ビクトリアのレクイエム」。
ビクトリアは16世紀ルネッサンス期の
スペインの作曲家です。
いま、モンポウって?調べたら
1960年ごろのスペイン、カタルーニャの
作曲家でした。
しかも、「沈黙の音楽」のタイトルは
16世紀の神秘詩人サン・ファン・デ・ラ・クルスの
『霊の讃歌』の一節からとったものです。
ルネッサンスのスペインで
大作曲家ビクトリアと思想家サン・ファン・デ・ラ・クルスは
遭遇していたかもしれません。
すくなくとも、同じ時代の同じ国家の
空気を吸っていたわけです。
ちなみにサルバドール・ダリは
1950年ごろ
『サン・ファン・デ・ラ・クルスのキリスト』
というタイトルの絵をかいています。
ダリはカタルーニャの生まれですから、
そうなると、モンポウと出会って
バルセロナの街で一緒にかたつむりを
食べていたにちがいありません。
そんな連想しながら音楽を聴いていると
本なんて読んでいられません。
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【タイム食句】
純愛や浅蜊に砂を吐かせてゐる : 山下つばさ