花の散りぎわ

十三公園の木蓮、こぶしが真っ白の花。

世沙弥の白山木に白い花芽がみっしり。

マダムキキが真っ白の薔薇と真っ白のスイトピーをくれた。
川端健太郎の器にいれた。

世沙弥の庭の木瓜が花盛り。

玄関前に姫しゃがが咲きはじめた。

鉢植えの椿。花芽だけでいっこうにひらかない。
二日前一つ開く。
昨日 二つ開く。
きょう 三つ開く。
合わせて 六つが一斉に開く。
二月末から一週間おきに一つづつ
ひらいてほしかった。

お向いの山本さんの桜はさくらんぼの樹。
どこよりも早く咲いて早く散る。

すぐ裏の内田さんの梅はいまがさかり。

桜と梅、区別がつきません。
毎年、教えてもらってるんですが、
またわからなくなってます。

散るさまを見ればわかるんですが、
そうですね、人間も散りぎわだけで
ああ、あの人らしい、
ってわかってもらえればいいですね。

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【タイム食句】
春雷や力ぬきたる貝柱 : 内田美紗