山頂でアイロンがけするスポーツ

食句塾。

・いつくしみふかき手がよし鮎食むは : 弥華藍
・鮎道具和箪笥三棹の夫婦なり : をかし

・青空やアイロン指南頼み申す : 胎蔵

山頂でアイロンをするスポーツのドキュメンタリーをみた、
という合評のコメントがあった。
<エクストリーム・アイロニング>という国際競技が
あるらしい。絶壁や山の頂上でアイロン台を持ち込んで
アイロンをするスポーツ。なんともケッタイ。
だれがやりはじめたのか、またそれをスポーツ競技に
してしまう、という発想の方がおもろいやないですか。

この句の発想は、全く別。
短編映画『アイロン』(監督:中野裕之)の衝撃です。
やくざ男がただひたすらアイロンをかける。
ただそれだけのストーリー。
それがあまりにインパクトが強かったので、
アイロンをモチーフにして
俳句をつくってみたかったというだけです。

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次回の食句塾
6月13日(水)
兼題 :
①シェフ(コック、板前)
②椅子
あとは当日の席題、自由句