雌鹿の眼がキャバレーのお姐ちゃん

朝9時携帯がなる。
「倉敷にいるんだけど横浜かえる途中、
大阪通過するから寄っていいかなぁ」

北九州でグループ展。
横浜で個展の最中。
小倉からすでに1週間、地方地方の
友人の家で泊まっての大阪。

うれしいねぇ。
こういう生活をおくれるタイプは
やっぱり芭蕉、山頭火系。
一時期、大學で教えていて、
前回高島屋個展の初日にその時代の
教え子と一緒にきてくれた。
先生の授業は型破りで絶大な人気だったとか。
しかし、アートを大學で教えるくらいあほらしくて
むなしいことはない、と5年でやめた。
離婚3回。子どもの養育費大変。

アトリエは富士山麓。
裏木戸をあけると、いつも鹿がうじゃうじゃのぞきこんでくる。
みんなメス。その目がキャバレーのねえちゃんみたいでコワイ。

夕方4時。
早速ワイン。ふたりで4本。
しゃべりつづけて夜はふけにけり。