・眼前にとまりしバスを嗅いで乗る :  阿部青鞋

・眼前にとまりしバスを嗅いで乗る

・手の腹はまだよく知らぬところかな

・額縁屋額縁だけを売りにけり

暑くて眠れないよるには、
こんな奇妙なテイストを
夢の舌にのせてみます。

阿部青鞋。せいあいと読みます。
鞋はくつ、わらじ。かえるは蛙。
あおがえると勘違いしますよね。

食関連でも、こんな調理法があったのかと
うれしくなる俳句がいっぱい。
おいおい【タイム食句】でとりあげていきましょう。

この俳人のことを知ったのは
倉阪鬼一郎さんお『怖い俳句』。
アート分野では、最近キューレーターが注目されています。
工芸ジャンルが新鮮な未来派にみなおされたり、
現代アートの読み解きがわかりやすい文脈で提示されたり。

俳句にはアンソロジーという形があります。
これも、ダイアモンドカットできらきら度がちがってくるんだから、
新しいテクニックで。