富士山を輪切りにしたら

富士山の五合目から上を輪切りにしたら、
50軒もないぐらい高い土地にある工房をたずねました。

タイム氏は木彫もする。
富士山麓の材木が乾燥を待ってゴロゴロ。
365日独り暮らしの生活圏でもある。
建築資材の安いコンパネと段ボールで仕切った部屋は
やんちゃ坊主の楽園。

早速、ペットボトルで冷やした地元<磯自慢>で乾杯。
広大な敷地の一方はアマゾンの樹林。
一方はブローニュの森。
庭にプール大の浴槽をおいて、太陽光発電で温泉に。
池を掘ったあたりは、あずまや風にしてあり、その空間だけ
みごとに2度は涼しい。

でっかい夕焼けにひとっ風呂浴びたら、
今度はキッチン。
いちから作り始める本格カレーと地元野菜のスープ。
カレーは長時間煮込むものにあらず。
鮮度のいい食材と自家製ベーコンを20種類以上のスパイスで
短時間にエッジのきいたスープに仕上げる、という主義。
ワインに切り替え。
食った。呑んだ。語った。

~~あさ、
富士山をおおいつくす
恋猫、恋犬、恋鳥の
なやましげな声におこされた。