ドゥニ・ヴィルヌーヴの『灼熱の魂』

『灼熱の魂』。
監督は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。
12分の短編『華麗なる晩餐』で
しびれてしまったケベックの若い映画作家。
この作品を観る機会をずっと待ち焦がれていました。

人間の本能に興味をしぼっています。
今回は、憎悪、産む性、宗教。
前作では、食欲、死。
映画でストーリーがわかりにくいとか、
宗教が理解できないので、ついていけない、
という点はほとんど無視しましょう。
脳で理解したり言語化する回路はあとのことでいい。
魂をゆさぶる情動。
それは、色、リズム、スピード・・・
いずれかの感覚をつきうごかすものであることが
第一条件。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、つぎは
テーマになにをもってくるか、たのしみです。