淀川のかいつぶり、雑感

「淀川にこんなにかいつぶりがいっぱいいるんですねぇ」

訪ねてきてくれた人が、ちょっと時間があるので
すぐ近くの川を散歩してきたようです。

冬のこの時期は淀川にも水鳥がふえて、
水面がきらきら。
その向こうには、梅田の超高層ビル群が
冬の青空に高さをきそいあって、なかなかの絶景です。

鴨かかいつぶりか、水鳥の名前は知りませんが、
つがいであったり、群れていたり、ながめて飽きません。

堤防をしばらくぶらぶらして、十三大橋の手前にくると
ラブホテルの界隈になるんです。
三連休の朝10時ごろになると、
でてくるわ、でてくるわ。
若いカップルがじゅずつなぎにゾクゾクと
駅のほうにむかって歩いている光景にでくわします。
さっきまでながめていた淀川の水鳥のつがいの群れを
再現しているようです。

これもまた、なかなかのながめ。
夜ではなく、朝ですから。
よ~くかんがえると、
わたしは、むかしむかしこの近くの高校に通っていて、
その頃は<連れ込みホテル>といってた場所に
恥ずかしげにこそこそと入っていく大人たちを
ながめながら学業にいそしんでいたわけですが、
それがほぼ半世紀経過して、この光景をまのあたりにして、
ええっと、そうですね、なんといいますか。