『依田仁美の本』の戦いっぷり

『依田仁美の本』

タイトルが<本>です。
すでに『正十七角形な長城のわたくし』など
5冊?の歌集をだしている人物です。
歌集で短歌をだすだけでは、
おさまりきらん、というやつですね。
そのとおり、なかなか武闘派。

<現代短歌大相撲四十八番>
島田修三とお互いが力士甲乙となって
相撲の技をかけあいながら、短歌の応酬をするという
歌仙の変型バージョンですな。

<男道ばなし>などのエッセイ。
俳句。書評。
ばっさばっさと殺陣師のプロモーションのごとし。

・兄者 俺に教えよ何時何処で俺の性根は脱臼したのだ
・しょぼくれんじゃねえ勝利の女神いやさ貧乏女神が
ほほえまねえそれだけのことで