『笑酒』 えぐしに酔いにけり

笑い上戸、泣き上戸。
きのうは、某ショットバーで大声のだしすぎ、
隣りの客とマスターからクレームがついたので、
わたしは<おたけび上戸>にしておきましょう。

『笑酒』、とかいて
えぐし、と読みます。

『古事記』に

~~ 須須許理が 醸みし御酒に 我酔ひにけり
事無酒 笑酒に 我酔ひにけり ~~

すすこりが かみしみきに われよいにけり
ことなぐし えぐしに われよいにけり

*<すすこり>は応神天皇の時代に
百済から渡ってきた酒の醸造業者でしょう。

なにごともなく平穏になるお酒、わらいたくなるお酒に
酔ってしもた、っていい歌ですよねぇ。

お酒は、開放、自由、平和の
キーワードをよびおこしてくれます。