<芸術家Mの舞台裏>


<芸術家Mの舞台裏:福永一夫が撮った「森村泰昌」>

美術史、歴史への<なりすまし>
それが森村泰昌のテーマです。
映画のメイキングはよくあります。
美術の場合、メイキング現場のドキュメントは
あります。また、日本画の下図展や一般的に
感性作品前のスケッチ、ドローイングの公開も
最近は人気があります。

しかし、森村の場合は、なりすましやシュミレーションの行為
そのものが主題ですから、そのなりすましプロセスそのものがまた
主題の変奏となってかぶさってきます。
そこがおもろい。

3月にベーコン展が開かれます。
ベーコンのアトリエに残されていた写真集
エドワード・マイブリッジの連続写真。
『動く人物』の取っ組み合いがベーコンの
『二人の人物』(1953)にあります。
このマイブリッジのとっくみあう人物すべてに
森村泰昌がなりすます、という作品がみたい。