バルセロナ・ドローイング

若き建築家のドローイングを部屋においた。

バルセロナの街を、ガウディの建築を、空気を
すばやいタッチでかかれてある。

絵は窓なんです。
そこから、世界中をのぞくことができます。

青年はそういった。
毎朝、窓をひらいて光をよびこんでみよう。

バルセロナの旅があざやかによみがえる。

しかし、バルセロナでなくてもよかった。
青年と出会った日が2013年3月14日。
絵のすみっこにその日付けがあった。
青年はその日の未明にこのドローイングを
かきあげたという。