すべては神の御加護があったから

この3日連続して3冊の本を読みました。
集中した方が、全体像がつかめることと、時系列に
ふりかえることができると判断したからです。

①『カウントダウン・メルトダウン』        舟橋洋一 著
②『死の淵を見た男』              門田隆将 著
~吉田昌郎と福島第一原発の五00日
③『なぜ院長は「逃亡犯」にされたのか』  森功 著
~見捨てられた原発直下「双葉病院」恐怖の7日間

米国原子力規制委員会のチャールズ・カストー
「人類の歴史の中で、フクシマは『自然と物理学』との戦いを極限まで
強いられた戦場だった。戦争の一歩手前、しかし、戦争よりある意味
ではもっと過酷な試練だった。戦争では降伏という選択がある。しかし、
フクシマはそんな贅沢は許されない。自然と物理学とどこまでも戦い
抜く以外ない。サンフランシスコ大地震からスリーマイル、あるいは
チェルノブイリまでの70年間の試練をフクシマではわずか7日間で
経験した」

政治家が、実務家が、技術者が、だれもが
「最悪のシナリオ」を避けられないとかんがえた。
4号機で核燃料プールになんらかの衝撃で水が流れ込んだことも
全くの偶然でしかなく、11日以降4日間、風が海の方向に吹いたのは
「神風」。すべては神の御加護があったから、とふりかえっています。

だからこそ、神だのみではない、人類の叡智で未来での姿勢を
きめなければという覚悟ができたはずでは・・・・