食句塾・9月例会
兼題 : かまぼこ ・ 三時
席題 : 島
・ かまぼこを牝だと思う夜の秋 : 主水
隠喩というよりははっきりと直情的である。
エロスを剥きだしからすこしだけの距離感、
それが熱帯夜からすこしだけ涼しさがしのぼよってきたか
とおもう季節感とうまくかさなりあっている。
・・・・を・・・・と思う、
このいいまわしは、前例も多いような気がするが、
すぐにはでてこない。
・ 銀漢を崩して娑婆に三時打つ : 翠胡
銀漢は宇宙。娑婆は人間社会。
ネット時代にはいって、情報が宇宙にはりめぐらせた
衛星通信からもたらされる時代。
人類史はあきらかに滅亡期にきている。
ブラックホールから稲光がして、
深夜三時の時報が地球に
割れ鐘ようにとどいている光景がうかぶ。
・かにかまの赤肉勝手にしやがれ : 大象
・青柿をもぐ手のひらで息殺す : 大象
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次回
10月8日(第2日曜)
兼題 : からし ・ 新聞
場所 : 天王寺 (くわしくはメールで)
604号室
時間 : 2時~5時
★食句塾
お問い合わせ
sesame@taizoo.com
090-7887-3213