京の篆刻師・寺田和仁氏から、
二つの作品を頂戴しました。
石からして豪壮典雅。見事な彫刻がほどこされており、
倭奴国王印かとおもうほど。
一つは「世沙弥」
一つは「大象」
象の文字が完全に動物の象のシルエットそのもの。
遊びこころ、かとおもいきや、
中国古代・商の時代の14代・且辛鼎の銘文にこの文字が
あるのをひっぱってきたものだと教えていただきました。
象形文字で、
象の上の<ク>の形は、もちろん長いお鼻。
大きくて目立つことから、
象には<かたち><かたどる>の意味付けがされました。
中国語では、ゾウを<想像>して<想象>とも書くそうです。
なんか、わかったような、ややこしくなったような。