狂気。
殺す相手はだれでもよかった。
ルネサンス時代、狂気は芸術家に霊感を与える創造性の核として
評価、賛美の対象でありました。
しかし、近代にすすむと狂人は追放され監禁され収監されるようになる。
病理学見地からの精神病のみならず、社会不適合者と診断される
障害者、放蕩、淫乱、博打打ち、麻薬常習すべて一緒くた。
近頃教育の現場で、多動性症候群という診断名で教育分断される例を
よく耳にする。大阪市では、教育の名の下に人格の差別分断を より強硬に
おしすすめる方針を発表しています。
社会的狂気と芸術的狂気。
呪術と美術が融合すれば崇高な高みにむかうはずのものですが、
人類は成長社会のなかであまりに複雑な末端要素を肥大化させて
しまいました。