『聖者たちの食卓』
インド、シク教の聖地<黄金寺院>では、
毎日100,000人に無料で豆カレーが
ふるまわれます。
(10万食ですよ、1日で10万!!)
その巨大キッチン・ドキュメンタリーは
さながら荘厳なるスペースオペラ。
『大いなる沈黙へ』でも
グランド・シャルトルーズ修道院の
食事シーンがありました。
一人づつ隔離された部屋で
一枚の言葉も発せず黙々と食を摂る。
その食の時間が一生、死ぬまで繰り返されるのです。
両極端ともいえる食事行為は、
一回一回が敬虔な修行という意味では
同じ天なる方向に向かっています。
コンビニ弁当をチンして
パソコン相手にがっつき、
しかも、
「味のレベル高いよなぁ」とグルメ評価しあう
不可思議修行の国も、
むかしむかしあったようですが。