11・15
振り向かず返事もせずにおでん食ふ : 高濱虚子
〜〜最後の砦も奪うコンビニ
11・14
ゆつくりと時間をかける破壊へと、たとえばジャンクフードの匂ひ : 尾崎まゆみ
〜〜善きひとの歯槽膿漏見えかくれ
11・13
寄鍋や酒は二級をよしとする : 吉井莫生
〜〜人肌ならばなにも望まぬ
11・12
監獄(ひとや)いでてじつと顫へて嚙む林檎林檎さくさく身に染みわたる : 北原白秋
〜〜尻赤き実も濃く熟れて蜜多し
11・11
鳥羽僧正湯豆腐食べに下りけり : 鈴木栄子
〜〜復元されて遊び謎解き