『赤瀬川原平芸術原論展』の始まったのは、10月28日。
亡くなったのがその2日前の26日。
文芸別冊『赤瀬川原平・現代赤瀬川考』は10月末出版で、
座談会も原稿も、まだ生きている前提のもの、決して追悼号ではない。
そういうタイミング。
老人力、トマソン、ハイレッド・センター、
模造千円札、ネオダダ、読売アンデパンダン、
それに加えて、
小説では、尾辻克彦で芥川賞、
勅使河原宏監督の映画『千利休』では、脚本。
いくつもの顔、というよりすべてひとつの顔。
<反>が冠につくタイプ、
<非>のクセのきついタイプ、
そのどれでもない
<超>の体質の芸術家。