12・5
饅頭の天邊に印あたたかし : 中原道夫
〜〜551に列湯気浴びたくて
12・4
「入れてんか」半歩詰めては一人増ゆ梅田地下街立ち呑み串屋 : 武富純一
〜〜立退きのアリバイ横丁松葉どう?
12・3
湯豆腐の底だぶだぶの大昆布 : 相子智恵
〜〜出汁だしきってストレスもなし
12・2
大根を探しにゆけば大根は夜の電柱に立てかけてあり : 花山多佳子
〜〜人情のしゅんだおでんに舌やけど
12・1
鍋の中 話とぎれてネギを入れ : 金原亭馬生
〜〜待っているとは見せず手酌で