『連句日和』
和田誠+笹公人の『連句遊戯』の新バージョンで
矢吹申彦と俵万智が参加。
歌仙ではなく、<連句>というのは
ルールはゆるゆるでまずはあそびましょうよ、
という宣言でしょうね。
花の定座、月の定座、季題配置順序
これだけが最小限のしばり。
発句のほかは平句であるが、
や、かな、の強い切れ字の俳句がある。
秋の月、夏の月 といった安易な季節あわせの月の句
花の座でのさくらの句がいくつも。
脇句の体言止めをあえてはずす。
打越も査定が甘い。
などなどで、基本は575と77を交互に
付け筋の発想をたのしもうよ、という暗黙ルール。
それが一番。
やれ、その言葉をつかえば、恋になってしまう、とか
カタカナの句が多すぎたらアウト、とか
初表に外国語がだめ、とか
いいはじめて
ましてや人情の自他、人情無し、などと
しばりをきつくすると10句までは進んでも
いったん詰まりはじめるととても前にすすめなくなって
テンションがさがってしまうことが多い。
きょうが、『らんたん歌仙』の反省会
あさっては『怪斗両吟』の反省会