苔は不思議な生命体である。
植物だとおもいこんでいるが、シダ類などとは全くちがっている。
清流や古木にはえているときは、それとなく理解できるが、
都会の無機質なコンクリートに生えている場合、
生命を維持する構造が理解不能になる。
調べてみる。
緑の部分は、一般に緑の苔として見える部分で、配偶体と呼ばれる。
根、茎、葉の区別はない。
やがて配偶体の上に寄生的に雌雄の生殖器官ができ、
受精卵が成長して胞子体となってのびる。
その先端に蒴ができる。
つまり、苔は、配偶体と胞子体の複合体が大きな特徴である。