創作だがすでに古典となる完成度。青春グラフィティと して骨格が太い。トークネタを落語力で語る意志が漲る。 鶴瓶の悪ガキ時代の教師との触れあい。爆笑エピソード の背景に嶋岡晨の詩<かくれんぼ>の授業も青春やねぇ。
中村正義 「裸婦」
「舞妓」の赤は超過激。その正義の裸婦は珍しい。<う んこ座り>。怯え、うつろ、拒否、無垢。これはタウン 誌『うえの』の表紙の1枚。創刊から80号まで長谷川 利行が表紙を描いたというから<上野のれん会>は凄い。  
<うさみ亭マツバヤ>三代目の怪作
客は<きつねうどん><おじやうどん>のどっちか注文。 初代と二代目の傑作。<なにわ焼きうどん>の新作があ るのでトライ。細うどんに野菜あんかけの皿うどんタイ プ。三代目の創作看板メニューに客がそだててくれるか。
「号外」の声の大きく秋暑し/弥華藍<ショック塾>
安倍首相退陣のニュースで騒がしい夕暮れの句会にタイ ムリーだが、意外に得点ははいらず。「汁の郷何処も菜 の蔕を食い」磯菜が食句賞。100回記念号となる季刊 俳誌のネット対談3時間。目が痒いので<肌麗玉>飲む。
<味覚センサー>都甲教授の研究
<おいしい、まずいは主観。主観的なものは客観で判断 できない。だから味は測れない。でも味は触れる段階で は、味覚は主観ではなく神経の反応。これは客観視して 測定可能>。なるほど、味を数値化する根拠にまず納得。
<コンヴィヴィアリテ>フレンチ:新町
柔らかなモノトーンの色調、大きな窓にドレープたっぷ りのカーテン、4人がけ円卓。サービスはマダムひとり。 凛とした雰囲気だがくつろげる。ワインに耽れば異空間 、窓からはコンビニの看板。これまた都会の一隅の快適。
片岡愛之助、<世沙弥>に。
上方歌舞伎のこれからをリードする花形役者間違いなし。 最近の大化けぶりでそう確信しているが、たまたま松竹 座『蝉しぐれ』終演後、わが<世沙弥>に食事にきてく ださった。飲んで食って演劇論がとぎれず延々深夜まで。
川淵直樹展:ギャラリー縄
一番魅力的な作家。追っかけ状態で去年は京都童仙房の 山奥の紅葉ふみわけ窯場まで。古代をイメージする独特 の土は30トンは確保してあるとのこと。今回は磁器に 陶土をまぜた試みや臓器や血管イメージの挑戦的な新作。
ガチャガチャ”そら豆” 大ヒットまちがいなし
食友が”そら豆”をくれた。天下茶屋の<ガチャガチャ> でみつけたらしい。なんとも触ってると恥ずかしくなる むにゅむにゅ感。すごいのはこれから。クリクリッと親 指と人差し指で押さえると中から透明な水滴がうるうる。 
『ひと声千両』 坂本五郎
老松町の骨董『たねおか』が貸してくれた。著者は『不 言堂』主人。クリスティーズのオークションで1億8千 万円で壺を競り落とし中国古陶器の評価を一気に高めた 実績。小さなジャブを絶えず出していると大きなヒット。