11/05 ふたりしてえびの素肌にまとわせる片栗粉 だいすきよ、バイバイ : 笠木拓 11/04 唐辛子ばかりの鍋の見えにけり : 西村麒麟 11/03 うまいもん食べよるときに笑わんと表情筋
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遭遇一句 −2020】2020/10/26~10/31
10/31 この世をば どりやおいとまに 線香の 煙と共に はい左様なら : 十返舎一九 〜辞世 1831 10/30 耳に血の集まるときを鰯雲 : 曽根毅 10/29 飛行士の足形つけてかが
【 タイム食句 ー2020 】2020/10/26~10/31
10/31 蕎麦屋への道を一本まちがえり : 広瀬ちえみ 10/30 両耳のふさがれてゐてほのしづか信ずるといふ蔓を甘嚙み : 小池純代 10/29 栗菓子の箱に一年分の紅 : 河辺果風 10
<のん句会>2回目
<のん句会>2回目。 初回は有馬吟行。 そのメンバーで夏の真っ盛り、 津山で開催の<三鬼と三郎展>に。 (西東三鬼と太田三郎) その時に吟行はできなかったので、 今日、世沙弥に場所を移して第2回の句会を。 ほぼ初心者が2
【遭遇一句 −2020】2020/10/21~10/25
10/25 どのをんなにも匂ひのなかつたことをめうにおぼえて退院 する : 平井弘 10/24 短夜や人にふたつの水晶体 : 小暮陶句郎 10/23 あふみの海磯うつ浪のいく度か御世にこころを
【 タイム食句 ー2020 】2020/10/21~10/25
10/25 秋風や痢してつめたき己が糞 : 飯田蛇笏 10/24 もの言わず朝より食わずいる一日亀が沈みてゆきし幽明 : 伊藤一彦 10/23 梨を剥くひびきは部屋を剥くひびき : 鴇田智哉
阿倍野どっぷり
阿倍野どっぷり 1)ハルカス美術館「奇才」: ⑴高井鴻山・妖怪図(北斎晩年の弟子) ⑵蕪村・寒山拾得図 ⑶国芳・東海道中膝栗毛三島宿図 2)食句塾 秋号合評会 お八つは、あん庵(羽曳野)のアマエビ 3)ハルカス前 れいわ
【遭遇一句 −2020】2020/10/16~10/20
10/20 茸山より多毛の僧侶降りてくる : 柿本多映 0/19 <生まれたらそこがふるさと>うつくしき語彙にくるしみ閉じゆく絵本 : 李正子 10/18 流人墓とふ一塊の面洗ふ : 河合翠胡
【 タイム食句 ー2020 】2020/10/16~10/20
10/20 重ねられ運ばれてゆく皿と皿あいだに皿の影をはさんで : 鍋島恵子 10/19 浮いてきて水蜜桃の重さかな : 冬野虹 10/18 疲れたなあと肝臓が言へば俺なんかもつとひどいと脳が
【遭遇一句 −2020】2020/10/11~10/15
10/15 庭の虫はなきとまりぬる雨の夜の壁に音するきりぎりすかな : 藤原為兼 10/14 びしょぬれのKが還つてきた月夜 : 眞鍋呉夫 10/13 わが室(へや)に女泣きしを 小説のなかの