『芸人と俳人』 又吉直樹 堀本裕樹 物ボケも一発ギャグも嫌い。 俳句は短い言葉なのに世界をひろげてくれる。 このやり方は使えるんじゃないか。 そこから吹っ切れて、 物ボケでは、一切、説明しない。 その物を何かに見立てて状
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聖地巡礼
1)『縄文聖地巡礼』 坂本龍一 中沢新一 2)『聖地巡礼 ビギニング』 内田樹 釈徹宗 3)『聖地巡礼 熊野紀行』 内田樹 釈徹宗 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1) 邪馬台国 3世紀ぐらい 三輪山ふもと
『偽詩人の世にも奇妙な栄光』 四元康祐
『偽詩人の世にも奇妙な栄光』 四元康祐 芸術に独創はない。 人間は言葉と言葉の谷間にか細く透き通った意識の糸を 張り巡らせて生きる蜘蛛のような存在であり、 詩とはその上に宿る朝露にほかならない。 人間の意識の有り様そのも
『九相図をよむ』 山本聡美
『九相図をよむ』 山本聡美 九相観 ①脹相 ② 壊相 ③血塗相(けちずそう) ④膿爛相 ⑤青瘀相(しょうおそう) ⑥噉相(たんそう) ⑦散相 ⑧骨相 ⑨焼相 九相図 *九相図巻 九州国立博物館蔵、鎌倉時代 *人
後戸の神 『精霊の王』【大象の聖地巡礼 ーその②】
【大象の聖地巡礼 ーその②】 「後戸の神」というのは、秩序、体制の神々のいわば正統体系の背後に隠れ、 芸能と技術の領域で創造的に動きまわる精霊たちの神々、芸術の神のことをいいます。 いま春日大社では式年遷宮特別参拝で、御
『連句入門』東明雅著
『連句入門』東明雅著。 1978年発行。 20年以上前に読んだはず。 最近いろんな連衆と歌仙を巻いているので、 あらためて実践の上での疑問点を照合していきました。 「狂句こがらしの」の巻 この36句の作品鑑賞の詳細がされ
車谷長吉さんが亡くなられた。
車谷長吉さんが亡くなられた。 小説家としての毒の吐き方が際立っていました。 作家デビュー前の経歴が、旅館の下足番や料理人であり、 その場所が尼崎あたりであることも、 さらに強烈なインパクトがありました。 名誉毀損の裁判を
『わが父 塚本邦雄』
塚本靑史『わが父 塚本邦雄』を読む会が 玲瓏歌会の後半にありました。 塚本邦雄は、1920年8月7日 生誕 その父 塚本金三郎は1920年12月4日 死亡 父の存在は わずか4ヶ月。 もちろん父の姿の記憶は全く無い。 子
村上春樹の象舎
世沙弥にお越しいただいた若い女性が、 「あれ、どこかにでてきたお家のイメージ・・・」 おもいだしたのが、 村上春樹「1Q84」の老婦人のハウス。 実は猫の家で、そこの主人は帽子をとると猫の耳がニュッ。 帰り道の途中で振り