井上編集長のすぐれものタウン誌別冊は天神祭特集。地 元育ちでも知らんネタが満載。祇園祭でもおんなじやけ ど、ただ祭囃子ききながら御神輿見てるより、ちょっと ちごた角度からみたら祭り気分もかわって酒がおいしい。
カテゴリー: セサミ日記
萬四郎はん、て知ってはりますか?
和田萬の初代は和田萬次郎。敬意を表して<萬次郎>の 商標登録を調べてたら<萬四郎>の登録が。冗談?一体 誰やねん?江戸時代の博多の豪商で神社まであるらしい。 ちょっと負けてる。ジョン万次郎しかり。萬は縁起良し。
『地球を斬る』 切れ味冴え渡る佐藤優
「秘密警察が特定の日本人に狙いを付け、本格的工作を かければ、対象者の八割は落ちる」。動物は危険な相手 が横にいるときは一緒に餌を食べたり、ふんをしたり、 セックスをしない、という動物行動学の成果を逆用する。
「すだちそば」絶妙出汁に蕎麦いりまへん
蕎麦屋の進化。ざるやぶっかけではなく冷たい汁蕎麦が ふえた。なにわ翁から独立した『まき埜』のすだちそば が大胆シンプル。出汁が絶妙。かつおと醤油がでしゃば らずはんなりまったり。極論をいえばもう蕎麦もいらん。  
『反転』ヤメ検が暴く日本の構造
生々しい一級ピカレスク・ノンフィクション。辣腕検事 から闇社会の弁護士に、さらには国策捜査で逮捕された 人物。政財界とアウトローの人脈、検察の腐食構造。な により日本人の心を金まみれにしたバブル期を検証せよ。
『古裂会』ケッコーおもろいもんでてる
素人参加のオークションを京都の妖怪に教えてもろた。 どこそこの旧家の売り物で曽我蕭白なんか。アイヌの民 族衣装がでてたけどシミが多すぎて。なんやろ、月の輪 熊の血ぃやったら獣の怨念で肩こりそうやからやめとこ。
大阪の誇るべき漫画『大阪ハムレット』
いつのまにか第2巻がでてた。人間心理のあやがみごと。 キャラが妙ちくりんにリアル。脇のおっちゃんみたいな おばちゃんら。さすが、ひさうちみちおのアシスタント。 「靴ぬぐのんおとましし」。使てた使てたこんな大阪弁。
『桜会』満田さん、有名になったら困ります。
まだ若いけどまぁ研究熱心。素材をいかに活かして新食 感と旨みを創りだすか。酒にも独自の主張。『魔法のレ ストラン』にでてたけど、忙しなって時間なくなるのは 困る。『世沙弥』で月1回教室の先生してもろてるから。
農薬報道、おかしいんちゃう?
「中国産生姜から基準値を4倍も超えるBHCが検出」。 大罪悪の印象。0.01の4倍は0.04。ところが米、 芋、キャベツ等メインの野菜の基準値は0.2。生姜の 20倍BHCが発見されても報道なし。これ変やないの?
「ミヤコ・ホテル」はエロティック
復本一郎『日野草城』の副題は<俳句を変えた男>。新 妻との初夜十句連作は昭和九年発表。タイトルはいまで も新鮮やね。当時は下品でもここから橋本多佳子も三橋 鷹女も激しい性愛句が作れた。開拓者はいつでもえらい。