なぜ彫刻美術館ではなく、 庭園美術館? いけば、わかる。 イサム・ノグチのアトリエは、 庵治石の産地にある。 2つの巨石の背後に見える山のえぐれた部分が 採石現場。 この近辺は大規模な石材会社があちこちに。 世界でも有数
カテゴリー: セサミ日記
宮永愛子展 @高松市立美術館
会場の後半に入ると、 はるか時間の奥処からかそけく キーンとふるえる波がある。 サヌカイト、讃岐の石を叩いた響きだと あとでわかる。 ナフタリンで時の流れを視覚化した 宮永愛子は、同時に時間を聴覚化することも 大きなテー
雀太 落語会 @じゅとう屋
雀太 落語会 門戸厄神の<じゅとう屋>さんの寄席。 初めてうかがいました。 キャパ40席、ちょうどええ。 落語にはこのキャパ、理想。 それが45人、大入り出ました。 席がすぐあったまって、 笑いがうねうね湧いてきますわ。
佐藤充 @堂島ビエンナーレ
ゴダールはピエロから半世紀経過して、 冥界を超越したニルバーナ、 ゴダルバーナになっていた。 堂島ビエンナーレは、 そのゴダールをメインテキストに。 佐藤充:: 聖と穢れ、美と醜悪、交換可能な身体的記憶に 正客としてマダ
【遭遇一句 -2019】 08/16~08/20
08/20 黒潮の大蛇行してゐるといふそりや時には途(みち)はづれたし : 伊藤一彦 08/19 山百合の花粉に汚れ谷を出づ : 青柳志解樹 08/18 聞くままにまた心なき身にしあらば己なり
【タイム食句 -2019】 08/16~08/20
08/20 電流となれり一口めのビール : 西山ゆりこ 08/19 カフェはしづかな生き物にしてもこもこと形の違ふ椅子増殖す : 石川美南 08/18 音楽で食べようなんて思ふな蚊 : 岡野泰
大東真也
奇妙に首を延ばす不安なガラス瓶。 今回の個展では、 制作工程の、グロテスクな人格の宙吊りと 自重による溶解の、絢爛たる不在を露わに。 ガラス瓶だけでも魂をざわつかせるレベルにあったが、 どうしても、製造窯内部のプロセス記
『トム・オブ・フィンランド』
『トム・オブ・フィンランド』 映画の途中から、鍵穴にすっと 鍵が入った感じがあった。 自宅に戻って、二十年ぶりに開いた歌集『茴香變』。 塚本邦雄の自選歌集、限定三百部。 塚本の秘蔵写真ワンカットと 短歌が見開きのセットに
塩田千春 『リチャード3世』
塩田千春 『リチャード3世』 水彩、オイルパステルに 赤い糸が使われています。 二点ならべると。 (世沙弥コレクション ー2019)
町田康、 十三で浪曲を語る
町田康、 十三で浪曲を語る、ですよ。 もうこれだけで、シビれる。 若手浪曲師二人を相手に、 この死に体の芸能の魅力を 語る、歌う、笑わせる、 アイデアの大ワゴンサービス、 見事な浪曲応援団。 <河内十人斬り>をモチーフに