10・15 あの世から眺むるために柿干しぬ : 萩澤克子 〜〜魚眼レンズの夕焼に抱かれ 10・14 隣室に人は死ねどもひたぶるに帚ぐさの実食ひたかりけり : 斎藤茂吉 〜〜ガッツリとキャビアむさぼりさて
カテゴリー: セサミ日記
『裁縫師と音楽家』
『仕立て屋のサーカス』のドローイング版 『裁縫師と音楽家』 音源の曽我大穂を、スズキタカユキが 包み込み、覆い尽くし、縛りつけ、切り刻み、 縦横無尽に駆け回り、裁縫師は、さながら呪術師。 四方八方垂れ下がる布は注連縄にた
伝説のジャイアント馬場
おお、伝説のジャイアント馬場!! 馬鹿がつく巨大さゆえに展示機会に恵まれず、 倉庫に眠っていた巨人が蘇った。 ただし4日間だけ。 叶うならば、京都市役所前に 永久設置してもらいたい。 今回のために馬場の爪までお化粧直しし
『七人の侍』4Kデジタル・リマスター版
呆けると昔観た映画のストーリーなど きれいに忘れている。そのおかげで はじめての新鮮さでスクリーンに釘付けになれる。 『七人の侍』4Kデジタル・リマスター版 1954年公開。60年前、戦後すぐの時代に 日本が映画という荒
まちデコール (もう4回目)
まちデコール (もう4回目) 北浜Nビルの会場では <さ・さ・や・く> 東和子(布)、細見博子(錫と硝子)、南口瑞枝(鉄)、 三人の魔女に囲い込まれて、 橘宣行(鉄)の仮面が やらこいえべっさん顔になってしもた。
【 タイム食句】 10・06〜10・10
10・10 まだ誰もゐないテーブルこの世から少しはみ出て秋刀魚が並ぶ : 荻原裕幸 〜〜黒い腸ど真ん中に円卓会議 10・9 食慾はひよつとベンチのようなもの : 阿部青鞋 〜〜嘴太鴉魂を横取り 1
志の輔 『茶の湯』『帯久』
志の輔。 5,6年前まではよく高座を追っかけたけど、 浮気してとんとご無沙汰。 マクラの切れが悪い。 マジックのようにつぎつぎ冴え渡った小話をくりだして、 さっと本題にきりかわるスマートさが消えていた。 古典落語をそのま
アントワン・ダカタ 26点
アントワン・ダカタ 26点 揃ったところで、世沙弥・秋の展示替え。 スラム、ドラッグ、売春、戦場。 現・地球に顕現する最も穢れおぞましく排除された地域に おのれを溶解し滞留して、 聖なる光の原子を直視しようとする 足掻き
* 木の実降る姉妹は人を奪い合う : かかし
長居スタジアムはむかし 競馬場と競輪場のあったところ。 すっかり健康的なスタジアムと植物園に。 都市は健全と穢れの共存が理想ですが。 きょうは、食句塾、秋の吟行。 木陰にはテーブル、句会に最適ですよ。 * 木の実降る姉妹