ちょっとした仕事の都合で 地方の小都市で一泊するはめになる。 ありきたりの町外れのレストランで 隅っこにジュークボックスがあったりすると、 たちまちセンチメンタル・ジャーニーになる。 『ムーンライト』を観た。 『断片的な
カテゴリー: セサミ日記
【 タイム食句】 04・01〜04・05
4・5 ゆで玉子むけばかがやく花曇 : 中村汀女 〜〜拒食症までふりはば激し 4・4 半分のゆでたまご差し出されたよう大宮駅のきれいな便器 : 武田穂佳 〜〜瓢亭ににぬきがでたと風評が 4・3
三吟ですでに八巻目
おうろん屋さんで歌仙の打ち上げ。 三吟ですでに八巻目。 挙句(36句目)の果ての グダグダ呑み会がクセになって性懲りもなく。 首尾(起首・満尾)よくいけば酒がうまいのだ。 名残表 鰹節削りし父をいま真似る 酔象
片桐功敦の活け花は活け魂
汚染土壌のフレコンバッグを突き破って 大地の春が憤怒となって笑いころげている。 片桐功敦の活け花は活け魂だとおもう。 2012年、六甲ミーツ・アートを ドタキャンした経緯はなんだったんですか? 花の姿で5年の時間をかけて
通天閣が酔っ払う
人間が一本の管として、 うごめいてる狂気があふれでないように 毎朝ネクタイで上を締め上げて、 夕方ゆっくりゆるめて調節できる人が社会、イン。 それが下手な人はとりあえずアウトサイダー。 釜ヶ崎はそんなアウトのトポスで、
「くしかつの会」 ABCホール
春蝶。 ガイコツ、ギョロ目、酒飲み。 権威を罵倒する毒と落魄感をにじませて大好きな噺家だった。 早くあの世へおさらばして、その息子がもうこんなに。 三代目春蝶、切っ先鋭いナイフをちらつかせてる。 上方落語に熱気ふたたびを
【 タイム食句】 03・26〜03・31
3・31 はやき死を待たるることのさはやかに三月の芹スープにうかぶ : 塚本邦雄 〜〜草枕夢魔が抱っこのオフィーリ 3・30 春の昼不幸なやかん丸見えに : 攝津幸彦 〜〜しりあがり寿回転す 3
栗原幸一 写真展
昭和30年頃の大阪天満。 干上がった堀川に河童、がたろが 長靴で川底の廃品をあさっていた頃、 橋のねきの自転車屋さんに小僧さんがいた。 ふつうに番頭はんと丁稚どんと呼んでいた時代。 自転車屋さんは自動車修理会社になったけ
窓からコインランドリーがみえる
春雨に灯る自販機濡れて立つ 通い慣れたビストロがしばらくお休みに。 通りに面した大きな窓から、 コインランドリーがみえる。 都会のややお疲れ気味のくらしを 3時間で切り取ったドラマがはじまる。 毎回違った主役が違った物語
『態変』ニライカナイ
『態変』ニライカナイ 初っ端から爆音が襲いかかる。 ノイズ・ミュージックと環境音楽が交互に、 テルミン、沖縄三線、ラップ・・・ ニライカナイの巫女に憑依する舞踏。