冷やし梅おろし おそらく母が嫌いだったんだろう。 子どもの頃、食卓に梅干しをみたことはなかった。 お正月、小さな椀に結び昆布と一緒に小梅があって、 白湯を注いでお雑煮の前に食べさされた。 ちゃんと梅もかじっとかなあかんで
カテゴリー: セサミ日記
『久高オデッセイ』三部作
『久高オデッセイ』三部作 セブンシアターで連続上映。 12年間にわたり、大重潤一郎監督は この<神の島>の記録をのこし、 2015年6月第三部完成後、7月に亡くなっている。 男は海人、女は神人。 祈る仕草が踊りとなって祭
私の愛したお酒 〜その9
私の愛したお酒 〜その9 【曖昧の海】 .es (ドットエス)新譜リリース記念のお酒。 近江八幡の『酒游舘』でライブ。 ここは酒蔵がオーナー、そのご縁で。 <琵琶湖ビエンナーレ>の展示会場に なったりしてるので、よく知ら
【 タイム食句】 07・11〜07・15
7・15 剥がしても脱がしてもまだキャベツ : 大森案山子 〜〜虫つき野菜で虫養い 7・14 油淋鶏きみが言ってた「淋しい」の理由を咀嚼できずに飲んだ : 中山俊一 〜〜ビシソワーズ前に食感は指先で
鶴澤藤蔵 独演会『太棹の響』
『太棹の響』は文楽三味線、 鶴澤藤蔵の独演会。 <堀川猿廻しの段>のラストには、 大夫の語りもなく、ツレ弾きとふたりだけの 三味線演奏の見せ場がある。 藤蔵と清志郎の演奏は、 まさに絶頂期のモハメッド・アリが リング上で
【 金理有・杉本ひとみ 二人展 】の小冊子 好評
<小冊子に綴られたユニークな招待状> スタートしてすでに1ヶ月以上経過しているんですが、 やっとできあがってきました。 単に作品の羅列ではありません。 ふたりの作家のあふるる個性が みずみずしく香り立ってきます。 【 金
象級グルメ 〜〜その③④
象級グルメ 〜〜その③④ ハチの身 牛の胃のホルモン、ハチノスの方言かと 注文したら、鮪の脳天。 やらこうて鮪の脂味がこゆ〜い。 広島の串焼きで感激したあと、三原でたこ飯、 そして尾道へ 百年かまぼこ屋 1g3円 150
『其礼成心中』
『其礼成心中』 三谷文楽の初演が4年前。 大阪公演、きょうはつごう10公演の最終舞台。 演者全員がもう十分こなれにこなれている。 まず注目は、大夫、三味線の床が 正面中空にある。 文楽は人形使い、浄瑠璃語り、三味線音楽の
【 タイム食句】 07・06〜07・10
7・10 ちゃんとわたしの顔を見ながらねじこんでアインシュタインの舌の複製 : 平岡直子 〜〜おやつどき3Dモデルでセックスを 7・9 金色に茗荷汁澄む地球かな : 永田耕衣 〜〜宇宙船内食感大事 7・8 ジャングルの夜
虹霓のこと、ゴーリーのこと
食句塾7月例会 ・高層に住み霓(にじ)の裂れ曳く金魚 : 翠胡 霓(にじ)とは? 虹のこと。調べるとおもしろい。 虹は龍。神聖は霊獣。 その虹にオス・メスがあり、それを虹霓という。 天気が良いと、虹がでたその外側に配色が