06/20 一本の虹できるまで踏むミシン : 上野一子 06/19 ヘ音記号みたいにオレの魂はどこにも行けない形で黒い : 工藤吉生 06/18 炎帝へ糸杉の渦あらがへる : 長嶺千晶 06/17 雨が肌を駆ける ながい
カテゴリー: セサミ日記
【遊行一句 −2023】2023/06/16~06/20
06/20 風呂に塩 個人的な sea いいや許せないこと許せなくても : 上牧晏奈 06/19 妻一度盗られ自転車二度盗らる : 渡辺隆夫 06/18 シーソーをまたいでしかも片仮名で話すお前はーーボクデスヲハリ :
【 タイム食句 ー2023 】2023/06/16~06/20
06/20 豆飯や男が一人ゐる疲れ : 荒井八雪 06/19 赤道はしずかにほどけ甘いままなくなっていく舌のキャラメル : 江戸雪 06/18 今日は晴れトマトおいしいとか言って : 越智友
街ブラ : 村上、新発田
百匹百面相、いづれ劣らぬ面構え。 村上の鮭干して、腹切らず、首吊らず。 鮭のレシピは100超える。 北の目的地への時間潰しにどうしよう。 お初の駅で途中下車。 <新発田>街ブラ。 蕗谷虹児記念館 ええなあ、こうやって地元
孤高の絵描きの魂
木下晋の鉛筆画は各地の美術館、NHK日曜美術館などで 紹介されてきたが、今回の個展は初期の油彩の大作が ずらり並んで度肝を抜く。 孤高の絵描きの魂、ここにあり。 越後の激しい海の飛沫に嬲られながら 胎内へ。稀有なる機会。
木下晋展 胎内市美術館
胎内にいます。 安心してください。ミクロの決死圏ではありません。 胎内市美術館。 新潟市のさらに北。 ここで木下晋展が開催中。 1)世沙弥コレクションの『鎮魂の祈り』が ここ胎内市の「道徳」の教科書に掲載。 2)最後の瞽
仮名手本忠臣蔵
碩太夫 待って待って待って、 たった一声 〜〜「はった」と叫んで〜〜 仮名手本忠臣蔵 城明渡しの段 ほんとに、この台詞一言だけが御簾の中から。 この若い太夫の浄瑠璃だけで 大阪人はパワフルになる。 切腹の段は 藤蔵と呂勢
【 アートな一句 】2023/06/11~06/15
06/15 シルレア紀の地層は杳きそのかみを海の蠍の我も棲みけむ : 明石海人 06/14 ベランダにいつもの人や今日は白 : 西生ゆかり 06/13 グミ ところにより雨 個包装の感情として走る一論車は深い青 : 大前
【遊行一句 −2023】2023/06/11~06/15
06/15 蛍とび疑ひぶかき親の箸 : 飯島晴子 06/14 夏草の 思ひしなえて 偲ふらむ 妹が門見む なびけこの山 : 柿本人麻呂 〜『万葉集』 06/13 明け方や熱帯魚から咀嚼音 : 遠藤容代 06/12 ふらん
【 タイム食句 ー2023 】2023/06/11~06/15
06/15 ぎんいろの卵を二つうすあをき便器に落とし夏鳥われは : 岡井隆 06/14 ずぶ濡れのまま泡盛を頼みけり : 黒岩徳将 06/13 海を背に少し歩いて落ち合った家族とまずはお蕎麦を