お客様のなかに尺八奏者の原田豊鳳。なんとなくの流れ でライブ演奏に。ジャズから民謡まで、改めて自在な音 色に引き込まれる。尺八の響きはエキセントリックで調 和より破壊を予兆させる。虚無僧も近未来廃墟イメージ。 (尺八)
カテゴリー: セサミ日記
『葛ふくさ』 利休ならば何という
高麗橋の菊寿堂は近い。ご主人は高潔かつ謙虚な人柄。 初夏の銘菓。ひいやりと透き通るかに見えて淡い薄氷の ふくさ包み。洗練の極み。黒楽に添わせれば緊張が走る。 フノヤキ好みの利休ならもう少し楽に紗に崩せというか。 (菊寿堂
『世界一の美女になるダイエット』はパチモンやない
タイトルもうさんくさいし、新聞広告もいかにも翻訳ハ ウツー本。ところが内容はおすすめ。ミスユニバースの 候補たちに栄養指導している女性が書いているのでわか りやすく実践的。<太らないためにもいい油が必要なの>。 (本)h
鱧は韓国産の方が上物やて
走りの鱧のおとし。ぽってりと真っ白でよろしいねぇ。 天神祭と鱧はつきもんで、歳とるほどに鰻より鱧に身び いき。いまや鱧は韓国産に限るらしい。創庵のご主人に きくと骨も皮もやわらこおて値段も国産よりお高いとか。 (徳島産と
談春;お花半七なれそめ
談春、志の輔、吉弥の3人を聴けるというのはなんとも 贅沢。談春の「ねずみ穴」を聴いて以後、落語とは口寄 せ霊能の芸だと思っている。芸能は生の魅力につきるの も一期一会の神の憑依をみたい心理。落語家は男巫女だ。 (宮戸川・
長谷川利行はホンモノか
飲んだくれで野垂れ死んだ利行が好きで一作持っている。 先日の”なんでも鑑定団”で利行の絵に1800万円が ついた。比べるまでもない小品で、まして真贋もわから ないが、とにかく画業がすこしでも紹介されると嬉しい。 (長谷川
清川村の三浦館長が<食育ソムリエ>に
ゴマ栽培で最も早い時期から取り組んでくれたのが「夢 市場」の熱血三浦館長。農家にはカリスマ的人気。この ソムリエ制度は初めて知ったが、三浦さんならすでに実 体験で指導クラス。謙虚に勉強される姿勢に改めて脱帽。 「食育ソム
天満は太閤さんの時代は大坂のはずれ
大坂は本町を基準に「北組」と「南組」で構成。江戸中 期から天満地区が商業で発展し「天満組」を加えて「大 坂三郷」と呼ばれることになった。歴史的に大坂は商い の町として成立。和田萬はやっと五代目やからまだ新参。 『てんま』
客の食べ方に意見したいんやったらタダにせぃ
蕎麦はまず塩だけで。いいながら箸を持つ手にまで指示 してくる蕎麦屋がいた。自慢したいんやったら金とるな。 それと同じでビートたけしは「何か客に対して訴えたい ことがあるんならその表現をタダにしなきゃダメと思う」 『ツーア
『バルバラ』はシャンパン居酒屋
魚メインのつまみがシャンパン、ワインをグイグイのま せる。魚とチーズ、フルーツの取り合わせがありそうで ないオリジナル。ご主人のセンスが抜群。バルバラとい えばシャンソン。さがしたら昔のレコード盤がでてきた。 『バルバラ