食句塾、春の吟行。 高取の<町家のひなめぐり> ・品定め受けて雛の面やつれ : りえこ ・雛の壇高きに上るほど暗し : 主水 ・にんげんのいとおしくみえるひなめぐり : 磯菜 ネタが豊富な吟行となりました。 ちょうど春雨
カテゴリー: 食句塾
・味噌汁に何か入っている余寒 : 主水
歌会と句会がつづいた。 玲瓏の関西節分歌会。 所属結社の歌会も長い間欠席していた。 この西宮での歌会は初参加。 玲瓏以外の出席者が多くて新鮮。 後半は塚本慶子『花零れり』の読書会も。 ・放っておけ赤子は南へ歩き出すぬれた
【食句塾】季刊誌合評会
食句塾季刊誌合評会。 ・一杯も十杯目もかたい冬の耳 : 磯菜 酔っ払うと、すぐキスしたがる奴。 そうかとおもうと、やたら隣の人物の耳に かみつく妙な癖のやからもおった。 ・千両の一粒座る三段目 : 咲也 歌舞伎三段目、千
・初夢や落語一席語り終え : 弥華藍
食句塾 兼題 : 酒 ・ 仮 ・初夢や落語一席語り終え : 弥華藍 ・福寿草悩みつくづく坊主バー : 磯菜 ・平仮名を産んだ大和の鏡餅 : 大象 メンバーは、バンコクへ転勤したり、 ボストンへ語学留学を決めたり、
・謄本や青い火揺れるひとり鍋 : 磯菜
食句塾 S−1グランプリ 年間大賞 第2次選考 29句 第3次選考 8句 第4次選考 4句 ・ぬばたまの黒豆の出来終い風呂 ・めざめればそら豆の中 もうすこし ・謄本や青い火揺れるひとり鍋 ・円周率春は死んだらどうな
たこ焼きの命の果てや楊枝立つ : 磯菜
食句塾 兼題<焼く><北> ・たこ焼きの命の果てや楊枝立つ : 磯菜 万太郎の湯豆腐の世界とはまた違った味わい。 軽味とふてぶてしさ。 ・獣みて火を思いつく。火に弄ぶ : 大象 火に滅ぶ、を火に弄ぶ、と直した。どうだろう
古城塞くぐれば民の冬構 : 弥華藍
食句塾:席題<古代> *古城塞くぐれば民の冬構 : 弥華藍 古城塞が卑弥呼の生活空間を彷彿とさせ、高評価。 *情死せし古代の塚や花八つ手 : 翠胡 情死は中世から近代にできた概念で、 古代にふさわしくないという意見がでて
・よおしゅんだだいこのてっぺに溶き辛子 : 大象
食句塾 兼題 : 辛子 ・その時は土下座も辞さず唐辛子 : 主水 流行りの土下座が気にくわぬ。 その時が、どんな時やねん。 土下座と唐辛子がピンとこない。 土下座は相手から強要されてするものではない。 とか、なんとか、欠
・行くたびにシステム変わり猫じゃらし : 弥華藍
食句塾・9月例会 兼題 : かまぼこ ・ 三時 席題 : 島 ・ かまぼこを牝だと思う夜の秋 : 主水 隠喩というよりははっきりと直情的である。 エロスを剥きだしからすこしだけの距離感、 それが熱帯夜からすこしだけ涼しさ
・敗戦忌乾燥材の振れば鳴る : 主水
食句塾。 6月から会場を変更。 前回は三甫が手造りプリンを。 そしてまたも今回、チーズケーキと水ようかんを。 これをつくっていたため、遅刻。 ・敗戦忌乾燥材の振れば鳴る : 主水 ・石段に音溜めていく秋遍路 : 磯菜