盆栽が嫌い。 美学にねじまげられて痛ましい。 生命を矯正されて息苦しい。 村瀬貴昭の植栽は、 盆栽に似て、実は真逆。 枯れ木に割れ壺。 死を迎え入れる側から 生を照射している。 時空を超越した精神の解放がある。 @ YD
カテゴリー: アート周辺
台北の現代アートギャラリー
台北の現代アートギャラリーは 体育館クラスがザラ。天井が高い。 横溝美由紀も日本ではない展示。 無数の球の影がゆらめく宇宙陰翳礼讃。 魂が時のあはいに搖れる、たまゆら。 呉本俊松もこちらで個展中。 ほか台湾作家、おもろい
『タクシー運転手』
『タクシー運転手』 ソン・ガンホですよ。 80年の光州事件。現地の内戦状況が ソウルでさえ報じられなかった。 いま、日本でなにが起こっているのか、 日本人が一番知らない。。。
『花詩歌タカラヅカ』 @ 繁昌亭
年1回 おたのしみの宝塚 『花詩歌タカラヅカ』 @ 天満天神繁昌亭 第7回は 「 ノバ・ボサ・ノバ 」 宝塚歌劇のラテンミュージカル、伝説の名作。 噺家さんのどっぷりマジがウケる。 なんやけど、しゃべり無しのダンスはきつ
『日本振袖始』の玉三郎
玉三郎さん、 どうか越路吹雪はひとりの胸に。 シャンソンは心で口ずさむだけで。 シネマ歌舞伎、新シリーズはじまりました。 玉三郎、平成26年3月歌舞伎座 『二人藤娘』『日本振袖始』 玉三郎の八岐大蛇(やまたのおろち)を見
『市野雅彦の丹波』
『市野雅彦の丹波』 弁天碗や紋采器など 新作シリーズあり。 弁天は丹波の地名でそこの土には 赤ドベに南蛮がかった風合いあり。 いっちん水指:塗り蓋は藤嵜一正さん。
雀太「この四人の会」
雀太、聴きたさに 「この四人の会」 かい枝、雀太、喬介 、三度。 演目は<粗忽長屋>。 まずは阿呆さ加減。よおできたある。 雀三郎の弟子、ということは枝雀の孫弟子。 枝雀は破天荒で孤高の阿呆を創出したが、 雀三郎はほんま
『ザ・スクエア』
『ザ・スクエア』 監督はリューベン・オストルンド。 スウェーデン生れ、彼の過去の作品が観たくなる。 画家や美術館をテーマに扱った映画は、 スノッブ臭い、糞以下レベルが多い。 これは、ドカンと現代アートをもってきて、 なお
『岡上淑子全作品』
『岡上淑子全作品』 女性の繊細さが紡ぎだすイメージというよりは、 知的で開放感あふれる猛禽の勁さが シュールに繰り広げられる。 ホドロフスキーやシュヴァンクマイエルに近い。 高知県立美術館での個展を記念して サードギャラ
中川幸夫へ、片桐攻敦のオマージュ
テロルであり、エロスであり、タブーの犯しであり。 その中川幸夫をいまとなっては 写真でしかみることはできない。 荘厳化された華へ、 片桐攻敦がオマージュの花を活ける。 @ 建仁寺両足院