8・5 ヤクルトでーすといふ声がしてヤクルトを買はされてしまふ小父さんわれは : 仲地俊夫 〜〜豆腐屋の前で豆乳立ち飲みす 8・4 ががんぼや酔へば厠の壁殴る : 中山奈々 〜〜閉所恐怖の偽の
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】 07・26〜07・31
7・31 土曜殺人日曜愛撫氷水 : 四ッ谷龍 〜〜O嬢なぐり書き鍵日記 7・30 栓抜きにゆびをとおして星が降るのを待っている翡翠少年 : 笹井宏之 〜〜サイダーの泡にエンジェル孵化
『あたらしい短歌、ここにあります』
『あたらしい短歌、ここにあります』 ユリイカの特集。 吉田隼人 (前略)〜それこそ「作品と作者と<物語>」を無前提に 「事実」として一緒くたに扱いたがる奇妙な習慣がちょっと やそっとでは揺るがないという、その<私性>のし
【 タイム食句】 07・21〜07・25
7・25 ちち未生 はは未生 枇杷ぬれている : 男波弘志 〜〜雌雄分けなくいきものがたり 7・24 アサコールやらレミケードやらを兵站に戦ふかなしき大腸おもほゆ : 島田修三 〜〜ゆるゆるとぬらぬら変わるこのくらし 7
ハモニカ と うな次郎
祇園祭、後祭りの宵山 よりによって、山鉾のど真ん中で句会。 俳句甲子園出身組の20才台がどやどや、 平均年齢ぐっと下がって、うれしいね。 酒のアテが気になって、俳句どころやありません。 <ハモニカ>、てなんや? 鱧似寒。
【 タイム食句】 07・16〜07・20
7・20 雨ごもる一日のひぐれ隣家にかすかに皿の割るるひびきす : 高野公彦 〜〜ハレとケとどちらにもあり惨劇は 7・19 かきごおりあたまのてっぺんかねがなる : おがわみな 〜〜あたり見回してテロと気
【 タイム食句】 07・11〜07・15
7・15 剥がしても脱がしてもまだキャベツ : 大森案山子 〜〜虫つき野菜で虫養い 7・14 油淋鶏きみが言ってた「淋しい」の理由を咀嚼できずに飲んだ : 中山俊一 〜〜ビシソワーズ前に食感は指先で
【 タイム食句】 07・06〜07・10
7・10 ちゃんとわたしの顔を見ながらねじこんでアインシュタインの舌の複製 : 平岡直子 〜〜おやつどき3Dモデルでセックスを 7・9 金色に茗荷汁澄む地球かな : 永田耕衣 〜〜宇宙船内食感大事 7・8 ジャングルの夜
虹霓のこと、ゴーリーのこと
食句塾7月例会 ・高層に住み霓(にじ)の裂れ曳く金魚 : 翠胡 霓(にじ)とは? 虹のこと。調べるとおもしろい。 虹は龍。神聖は霊獣。 その虹にオス・メスがあり、それを虹霓という。 天気が良いと、虹がでたその外側に配色が
【 タイム食句】 07・01〜07・05
7・5 日焼けした姉妹キューピーマヨネーズ : 工藤恵 〜〜浜辺ポテサラらっきょうどっさり 7・4 ゆくりなく窓のない家おもほえり白砂糖一キロ壺にうつしつつ : 西村美佐子 〜〜監禁のなにほどのことあらむ世に 7・3