4・20 駝鳥来て春の団子をひとつ食う : 辻貨物船 〜〜ひょいひょいときてひょいのレッスン 4・19 揉め事をひとつ収めて昼過ぎのねじれたドーナツを買いに行く : 堂園昌彦 〜〜みずからの尾
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】 04・11〜04・15
4・15 山葵しずかに摩りおろしつつさびしさや死刑であってあくまで死刑 : 加藤治郎 〜〜ゆるゆるとコアをひきづりだしてやる 4・14 花冷のグラスの脚の細さかな : 真鍋呉夫 〜〜下から上へ指
食句塾・季刊誌 vol.52
食句塾・季刊誌 vol.52 合評会 会員順番の巻頭30句が大象 ・あるはずのないものばかり雛の家 ・おぼろなりまだしていない共犯者 ・カリフラワー鸚鵡小町となりにけり ・背開きで生まれた獣濃いスープ ・白鳥の首固し固し
【 タイム食句】 04・06〜04・10
4・10 花曇かるく一ぜん食べにけり : 久保田万太郎 〜〜道明寺粉の桜大福 4・9 スティービー・ワンダー聴きてくきくきの煮芹を食へば春深みかも : 高野公彦 〜クレソンで獣肉の口拭いけり
【 タイム食句】 04・01〜04・05
4・5 マーマレード煮詰めゆく午後服を買う欲なくなりて何か危うし : 松村由利子 〜〜コンビニのヤマザキパンに転向す 4・4 清明の水菜歯ごたへよかりけり : 鈴木真砂女 〜〜しゃきしゃきせ
@第九拾肆回 錦土曜句会
またまた食いもんに釣られて、京の句会へ。 会場は、割烹ではありません。 ごく普通のご家庭でご主人の虎ちゃんが腕を ふるってくれます。 塚原の朝掘り筍、薄くスライスしてお刺身で。 葱坊主の素揚げ、あざやかな緑そのまんま。
秋の吟行 <旧真田山陸軍墓地>
食句塾 秋の吟行 <旧真田山陸軍墓地> この場所を選んだのは、桜の名所であり、 大河ドラマで<真田丸>ブームであり、 かつ、なによりメンバーの林子さんが、 陸軍墓地保存会の会員であり、生涯のテーマとしているという いろん
【 タイム食句】 03・26〜03・31
3・31 昼の酒はなびら遠く樹を巻ける : 桂信子 〜〜名のある桜疎まし散れよ 3・30 慶長三年醍醐の花見にわれもゐて酌も仕事と教へられたり : 尾崎朗子 〜〜立膝の行儀見習居眠りつ 3・2
【 タイム食句】 03・21〜03・25
3・25 今日もまた昼めしぬきに蝶舞へり : 猪村直樹 〜〜俺は蛾であるというプライド 3・24 悪い未来におびえて食べる鳩サブレかじるほどうましこぼしつつかじる : 花山周子 〜〜とっつきは
【 タイム食句】 03・16〜03・20
3・20 ミック・ジャガーが喰らふ肉じゃが豹変す飄々と雹状の石転 : 塚本靑史 〜〜饒舌な舌(たん)だけあつめ粗塩で 3・19 餓鬼道の春の道にも酢や溢る