1215 「孤独「普通」「格差」「負け組」いずれをも使わず語れ加藤智大を : 染野太郎 1214 供花まみれ男根神(リンガ)に冬日黏(ねば)るかな : 中原道夫 1213 異民族・異人種の上に
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
タイム食句 12・11〜12・15
12/15 おでん横丁混んでゐるから入る店 : 勝又民樹 〜〜梅焼きあればあとは人肌 12/14 ベニザケの引きこもりなるヒメマスは苫小牧駅にして寿司となる : 松木秀 〜〜甲子園勝ち過ぎた者に悲喜
タイム食句 12・06〜12・10
12/10 それでもわしは叫ぶんやから無い口のかわりに穴からひり出している : 吉岡太郎 〜〜解放へまずは縛りの味占める 12/9 憂きことを海月に語る海鼠かな : 黒柳召波 〜〜多動性障害いらち族
タイム食句 12・01〜12・05
12/5 凩や愛の終わりのカツカレー : 長谷川裕 〜〜変節無念らっきょ好きなり 12/4 かの日より前の三陸鯖水煮 缶を空ければしろがねの胎 : 田村ふみ乃 〜〜黒ビール小瓶ちょい呑み髭に泡 &n
遭遇一句 12・01〜12・05
1205 ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき : 藤原清輔 1204 はつしぐれ人のかたちがかすれあう : 四ッ谷龍 1203 艶やかな毛並の狐の描かれたるベストはわれ
食句塾年間ショック賞
食句塾 年間 ショック賞 グランプリ決定 2次選考で34句 3次選考で5句 ・筆圧の強し鰻の領収書 ・遺跡のような命のような冷蔵庫 ・手足胴に頭をのせて確かな朝 ・この町で偽名でくらす花山椒 ・食べる草食べない草に風光る
食句塾 12月例会
食句塾 12月例会 席題大会 ・分断の塀乗り越える柿あまた : 飛白 ホンジュラスからの移民キャラバン。 時事問題を自然詠に。日本の四季の移ろいも 世界の南北問題も地球規模の視点にすれば同じか。 ・旧交を湯豆腐に入れ煮詰
遭遇一句 11・26〜11・30
1130 避けがたき寒さに坐りつづけをり : 松本たかし 1129 床下に水たくはへて鰐を飼ふ少女の相手夜ごと異る : 松平修文 1128 迷って来たまんまの犬で居る : 尾崎放哉  
タイム食句 11・26〜11・30
11/30 雪の夜の浴室で愛されてゐた黒いたまごがゆくへふめいに : 塚本邦雄 〜〜バスクリン変なおまけがついてくる 11/29 枯葱が青葱に寄りかかりをり : 谷雄介 〜〜朗々滅ぶ老々にっぽん
遭遇一句 11・21〜11・25
1125 約束の馬を見にゆく ンではじまる言葉の意味に気を取られつつ : 野田久美子 1124 枯れ切つて朝のはじまる大和かな : 藺草慶子 1123 (旧暦10.16) この世をば わが世と