5・15 枇杷を食ふ腕あらはに病婦かな : 皆吉爽雨 〜〜種とのあわひ人間疎外 5・14 やすやすと黙殺されし母の日の人参煮られをり溶くるまで : 塚本邦雄 〜〜赤い花放置されども活き活きと 5・13 缶チューハイ女子寮
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
第2回【 JR 塚本の会 】
第2回【 JR 塚本の会 @世沙弥 】は 「装飾楽句 (カデンツア)」。 昭和31年2月号、9月号の「短歌研究」、 大原富枝の塚本邦雄論など珍しい資料がどっさり。 おつまみは<中谷本舗ゐざさ>の柿の葉寿司でした。
【 タイム食句】 05・06〜05・10
5・10 男女とは一対にしてはるかなる時間差で置く白き歯ブラシ : 大野道夫 〜〜ゆたゆたとたがはづれづれ解放区 5・9 焼酎のつめたき酔や枯れゆく松 : 西東三鬼 〜〜盆栽ぐるり犬が三周 5・8 かへりみちひとりラーメ
食句塾 5月例会
食句塾 5月例会 ・六時屋タルト旨いか漱石忌 1月例会で、案山子がこの句をだした。 三甫が松山の旅行したとき、この句を思い出して 今回の句会のおやつに買ってきてくれたのだ。 一六タルト、ハタダ栗タルトもあるよね。 ・筆圧
【 タイム食句】 05・01〜05・05
5・5 虹いでてそらまめも茹であがりけり : 久保田万太郎 〜〜一本のあを直線で引く 5・4 トランクスを降ろして便器に跨って尻から個人情報を出す : 望月裕二郎 〜〜秘密保護隠蔽箇所はただひとつ 5・3 春雷や独りぼつ
【 タイム食句】 04・26〜04・30
4・30 海水が微妙に苦し廃艦の錆おとす男らのくちびるに : 塚本邦雄 〜〜無理強いに喉つまらせてやがてあまし 4・29 春惜しむ白鳥(スワン)の如き尿瓶持ち : 秋元不死男 〜〜はや青嵐の音連れありて 4・28 砂。や
【 タイム食句】 04・21〜04・25
4・25 青海苔や水にさしこむ陽の光 : 正岡子規 〜〜明石の蛸の目鼻立ち良き 4・24 もみ殻に埋もれてゐたる乾物屋の鶏卵(たまご)をおもへ糞まみれなる : 島田修三 〜〜食いもんの製造工場4次元へ 4・23 みんなあ
聚楽庵句会、久々に参加
聚楽庵句会、久々に参加。 『里』凄腕の面々も勢揃い。 いつもの虎ちゃんフルフルコース。 大原朝市買出しの摘み草がうれしい。 野蒜、こごみ、土筆、嫁菜、蒲公英。 <季語を料る献立>がコンセプト。 落書きシャツの牙城さん、
【 タイム食句】 04・16〜04・20
4・20 飮食のさなかましろき魚の肉に添いたる血管をはずしゆく : 内山晶太 〜〜夏近し解体新書弟と 4・19 鳥貝や打ちすゑられて蠢ける : 間村俊一 〜〜握る板前初心者マーク 4・18 われを叱り弟を叱り飽き足らず冷
【 タイム食句】 04・11〜04・15
4・15 会うてすぐ水菜を食べて寝てしまふ : 生駒大祐 〜〜コンビニにでかけたまま二年 4・14 資料室で人差し指を糸状菌培養液に漬けている司書 : 橘一洋 〜〜クマグスに奉仕する日々光避け 4・13 もののふの耶蘇蛆