食句塾は兼題、席題ともに <題の言葉そのままを使うべし>。 このルールできたが、2012年からは、 題はテーマ扱い。そこからの連想句、 というルールにゆるめました。 2月例会でいえば、句想にひろがりがでて 変化に富んだ世
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
短歌に意味なんていらない
「塚本短歌にとって『意味』は二義的なもの」。 日本詩歌のターニングポイントとなった三つの評論 ①紀貫之『古今和歌集』 ②正岡子規『歌よみに与うる書』 ③塚本邦雄『定型幻視論』 塚本がなぜ革命家なのか。 この塚本の分析を明
ほんまはなにもない芸術
「現代アートは<無>を装って意味ありげにみせている」。 これは、便利。 あたらしい俳句や短歌にとまどったときには、 <ほんまはなにもない>といえばいい。 しかし、それでかたずくようなら、最初っから こんなもんに興味はもち
ミステリーツアーで俳句のめざめ
・雪女人質にとる村一つ 案山子さん15句の第1句。 ミステリーツアーにいってきたときに 大雪で身動きとられへんかってん。 最近、旅行会社の企画で、行く先は内緒。 <寒いとこにいきます>という条件だけで 3泊4日の格安ツア
ハンマースホイの孤独の窓
ハンマースホイの窓は、 みがかれてるんやろか? たぶん一回もあけたことない窓から 光が真昼間さしこむたびに 孤独の影がふくらんでくる。 「一生に一度ひらくという窓のむこう あなたは靴をそろえる」 笹井宏之の窓とハンマース
雪は降るしあんたは来るし
曽根主水の俳句。 ・初湯はや生き物色に濁りたる ・やせこけた人マラソンの先端に ・雪は降るしあんたは来るしあんた誰 と~~ぶら、ね~じゅ。 アダモでっか。 櫂未知子の 「春は曙そろそろ帰ってくれないか」 の冬バージョン?
神武天皇のセックス讃歌
アポロン、バッカス・・・。 ギリシア、ローマの神話の神々。 日本の神々といえば。 アマテラス、スサノオ。 イザナギ、イザナミ。 ヤマトタケルは? あれっ、卑弥呼っていつの人? 古事記、日本書紀、風土記、 ごっちゃになって
マフラーの中心で人待っている : 主水
食句塾12月例会。 ・折紙の聖樹配られ車椅子 : 翠胡 ・極月のガラスのビルにビル映る :弥華藍 ・年越しに姉が先入る仕舞い風呂:三甫 ・マフラーの中心で人待っている : 主水 <世界の中心で愛を叫ぶ>を前振りにし
食句塾 S-1グランプリ決定
食句塾『S-1グランプリ・2011』。 ・輝くも翳るも白し大桜 : 翠胡 ・体内の金属目覚める梅雨の入り : 磯菜 2回の選考から残った最終11句。 その中の2句。 伝統を大きく開花させた桜の句に 評価があつまった。 表
<大阪マラソン>で食句塾
食句塾。 メンバーの茉裕美が<大阪マラソン>出場。 兼題も<マラソン><みかん> ・マラソンのふりして家出青い鳥 : 磯菜 ・マラソンが追い越してゆく舞落葉 : かかし ・初マラソン大国町で会いましょう : 三甫 ・分析