1・15 おでん屋のあたりまで君居たやうな : 西村麒麟 〜〜記憶ございませんすいません 1・14 風光る朝のミスター・ドーナツの性器に触れてはためくシャツよ : 平岡直子 〜〜円相を半眼でみる
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
・初夢や落語一席語り終え : 弥華藍
食句塾 兼題 : 酒 ・ 仮 ・初夢や落語一席語り終え : 弥華藍 ・福寿草悩みつくづく坊主バー : 磯菜 ・平仮名を産んだ大和の鏡餅 : 大象 メンバーは、バンコクへ転勤したり、 ボストンへ語学留学を決めたり、
【 タイム食句】01・06〜01・10
1・10 冬の灯の三人のまどゐ肩よせて生きたしよ柚子の實の酸きかぎり : 塚本慶子 〜〜浴槽に柑橘うかべ黄に染まる 1・9 寒卵どの曲線もかへりくる : 加藤楸邨 〜〜もののあはれは繭の
【 タイム食句】01・01〜01・05
1・5 餅焼くや行方不明の夢ひとつ : 折笠美秋 〜〜富士噴火して鷹の羽焦げる 1・4 さっくりと鰤の血合いに刃を入れて不如意を知らぬ者などおらず : 柴田瞳 〜〜かぶらずしアテに酔おては
【 タイム食句】12・26〜12・31
12・31 火食鳥の火をくらふさま見たりけり寒ふかきわが藍青の眼に : 塚本邦雄 〜〜涙湖には飲食の罰藻のごとく 12・30 食べて寝ていつか死ぬ象冬青空 : 神野紗希 〜〜酔おて笑
【 タイム食句】12・21〜12・25
12・25 木枯らしのやみて急がぬ歩みなり饂飩のたまを袋に提げて : 柳宣宏 〜〜おあげさん自分で煮込みどん兵衛に 12・24 舌荒れてをり猟銃に油差す : 小澤實 〜〜待ち伏
【 タイム食句】12・16〜12・20
12・20 生牡蠣を朝食う貴族には勝てぬ : 金原まさ子 〜〜肉食よりもヒト食ってます 12・19 昭和というウオッカが壜に三センチ残ったままで捨てられている : 大滝和子 〜〜キンキンの霜
・謄本や青い火揺れるひとり鍋 : 磯菜
食句塾 S−1グランプリ 年間大賞 第2次選考 29句 第3次選考 8句 第4次選考 4句 ・ぬばたまの黒豆の出来終い風呂 ・めざめればそら豆の中 もうすこし ・謄本や青い火揺れるひとり鍋 ・円周率春は死んだらどうな
たこ焼きの命の果てや楊枝立つ : 磯菜
食句塾 兼題<焼く><北> ・たこ焼きの命の果てや楊枝立つ : 磯菜 万太郎の湯豆腐の世界とはまた違った味わい。 軽味とふてぶてしさ。 ・獣みて火を思いつく。火に弄ぶ : 大象 火に滅ぶ、を火に弄ぶ、と直した。どうだろう
【 タイム食句】12・06〜12・10
12・10 海鼠切りもとの形に寄せてある : 小原啄葉 〜〜ひきこもってる息してるのか 12・9 わがからだくまなく調べ尽くされて包丁一本でてこなかつた : 目黒哲朗 〜〜シャーペンをポーカ