食句塾12月 例会:食句賞 ・雀牌に東南西北火事テロル : 翠胡 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年間グランプリ 第3次選考 8句 大賞 ・今生の端のまだ居て鮎の腸 : 翠湖 最終候補 ・賀状では壊
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】12・06〜12・10
12・10 湯豆腐や死後に褒められようと思ふ : 藤田湘子 〜〜豚もおだてて鍋につきおとす 12・9 よる深くふと握飯食ひたくなり握めし食ひぬ寒がりにつつ : 斎藤茂吉 〜〜丑三つの冷蔵庫
【 タイム食句】 12・01〜12・05
12・5 この娘より若い仔牛を食ひにけり祖父母の名前さへ書いてある : 大前達知 〜〜熟成よりロリコン趣味のディナーかな 12・4 塩鮭を食ひたき空の低さなり : 中西夕紀 〜〜地球
【 タイム食句】 11・25〜11・30
11・30 荒星の匂ひのセロリ齧りたる : 夏井いつき 〜〜スクラムの血が唇にあり 11・29 神様と契約をするこのようにほのあたたかい鯛焼きを裂き : 服部真里子 〜〜尻尾まで愛とあんこは不平
【 タイム食句】11・21〜11・25
11・25 カフェで観るライブのときに厨房で食器のこすれあう音がすき : 岡野大嗣 〜〜紅葉谷風なき夜の叫び声 11・24 靴箱に靴ある孤独セロリ噛む : 十亀わら 〜〜隠しておいた鍵束が
【 タイム食句】 11・16〜11・20
11・20 万杯のきつねうどんを喫しけり : 永田耕衣 〜〜休み休みに大法螺吹いて 11・19 激辛の麻婆豆腐を食べてわがゴジラ日和よ口は火を噴く : 花美月 〜〜四川風偽装よろ
【 タイム食句】 11・10〜11・15
11・15 柚子の実がさんらんと地を打って落つただそれだけのことなのよ : 山崎方代 〜〜蜜柑から柚子大になる前立腺 11・14 海老フライの尻尾の積まれ小春かな : 小野あらた 〜〜肉無しがコツ肉
森井マスミ歌集「まるで世界の終りみたいな」
森井マスミの歌集「まるで世界の終りみたいな」が出ました。 装画には上原浩子の「ふたり」。 森井マスミは塚本邦雄に師事した『玲瓏』の後輩。 現代短歌評論賞も受賞しており、 鋭い批評のかける若手の歌人である。 現代アートの住
【 タイム食句】11・05〜11・10
11・10 セロリバキバキ喰って 体内に露いっぱい : 松本恭子 〜〜少年の胸に霧深く立つ 11・9 日本酒が恋人ならば芋焼酎わが友にして敵といふべし : 伊藤一彦 〜〜裏切りのひどい仕打ちにさ
【 タイム食句】 11・01〜11・05
11・5 地に立てる吹き出物なりにんげんはヒメベニテングタケのむくむく : 渡辺松男 〜〜太初より菌糸のありて言葉あり 11・4 とろろじるのための昼酒許したまへ : 小澤實 〜〜とろとろととろとなりの