06/30 少なくてもいいという意味もできるだけ込めて好きなだけ食べてと言おう : 永井祐 06/29 レモン齧る夜空は大いなる途中 : 渋川京子 06/28 黒胡麻の一つ浮きたる牛乳というも
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
『神戸バンビジャンキー』南輝子
『神戸バンビジャンキー』 ’60年代後半ビートジェネレーションの 末裔路上派の神戸っ子達の生態。。。 画家であり韻律短歌作家の南輝子が 即興オフビートの文体で繰り広げる散文20章。 ゲリラ豪雨灼熱の夕べ、一読
【遊行一句 −2022】2022/06/21~06/25
06/25 白肌を針でつついて血を噴いて出来た血豆が日の丸である : 山田航 06/24 まだなにも叩いてゐない蠅叩 : 西原天気 06/23 ひのくれにおしえてもらったところへとゆきてしばしのふわとろをせり : 長屋琴
【 タイム食句 ー2022 】2022/06/21~06/25
06/25 サンドイッチしづかに倒れ雲の峰 : 金子敦 06/24 無職だと地元で言えばクッキーの型にはめられ鬼のおやつに : ショージサキ 06/23 うす皮を剥き玲瓏の枇杷となす : 堀内
【遊行一句 −2022】2022/06/16~06/20
06/20 向日葵や人撃つときは後ろから : 堀田季何 06/19 ひじやうなる白痴の僕は自轉車屋にかうもり傘を修繕にやる : 前川佐美雄 06/18 額縁をかかへて芥子の花を過ぐ : 波
【 タイム食句 ー2022 】2022/06/16~06/20
06/20 ひまわりの種テーブルにあふれさせまぶしいぢやないかきみは癌なのに : 渡辺松男 06/19 風流の初やおくの田植うた : 芭蕉 〜奥の細道・須賀川 芭蕉・曾良・等躬の三吟歌仙、の発句  
【遊行一句 −2022】2022/06/11~06/15
06/15 教室じゃ地味で静かな山本の水切り石がまだ止まらない : 岡本 真帆 06/14 夏の猪沈黙の睾(きん)確とあり : 金子兜太 06/13 夏の夜はもの思ふ人の宿ごとにあらはに燃えて
【 タイム食句 ー2022 】2022/06/11~06/15
06/15 冷麦や少しの力少し出す : 西村麒麟 06/14 後味といふは何なる 口すぼめ舌を尖らせ上顎に触る : 内藤明 06/13 怪獣と打ち解けし晩ゴーヤ食う : 佐々木貴子 06/12 さうですかあなたの身ぢかで
【遊行一句 −2022】2022/06/06~06/10
06/10 福助の月代青き夕立かな : 小川軽舟 06/09 きのふまで何とはなくて思ふこと今日定まりぬ恋のひとつに : 契沖 ・・・生誕地は尼崎 06/08 黒南風や潜水服の護謨匂ふ : 相
【 タイム食句 ー2022 】2022/06/06~06/10
06/10 喫茶室の奥に暗きみづうみありて少女つめたき水はこびくる : 松平修文 06/09 泉飲む馬や塚本邦雄死す : 高柳克弘 ・・・2005年6月9日逝去 06/08 ハムからハムをめくり取るときひんやりと肉の離る